祖父母の思い出をダラダラと語る。
最近モチベーション上がらなくてほぼ何も書けない日々が続いてました。
色々と書きたいものはあったはずなんだけどなあ。気力がわかないんじゃどうにもなりませんね。
焦らず、自然に書きたい気持ちが高まってくるまで様子見しようかとも思います。
が、とりあえず雑記くらいなら書いてもいいかなと思ったので書きにきています。
はてなブログのお題で「おじいちゃん・おばあちゃん」というテーマが来ていたので、その辺りのことでも書いてみようかな。
父方のおじいちゃんは、長年農家をやっていた人でした。先祖が明治の頃に北海道に入植して農業始めて、おじいちゃんで3代目。
でも父が農業を継がなかったので、農家はおじいちゃんの引退に伴い廃業となりました。
没後、財産管理の関係で叔母さん達が戸籍を色々とったりした所、先祖は富山から入植してきた人達だということがわかりました。
そしてその時、おじいちゃんが戦時中シベリアに抑留されていたという話も聞きました。身内にそんな体験した人がいるとは思わなかったよ。
おじいちゃんの口からは、戦時中の話なんて一切聞いたことがなかったので余計に驚きでした。
語る気も失せるような、過酷な体験をしたからなのかもしれません。ともあれ、おじいちゃんが生きて帰ってくれたおかげで今私はここにいます。
次は父方のおばあちゃんの話を。おばあちゃんの実家も、やっぱり農業やってました。
11人兄弟の一番上の姉として、弟妹たちの面倒をよく見ていたそうです。実際、兄弟たちからは「姉ちゃん、姉ちゃん」ってすごく慕われてました。
おばあちゃんが亡くなった時は、みんな「姉ちゃん行かないで!」って泣いてたのをよく覚えています。
おばあちゃんは自分の兄弟だけではなく、他人に対してもその面倒見の良さを発揮していろいろとお世話したり野菜あげたりしてました。
ので、メチャクチャ顔が広く友人・知人がたくさんいました。朗らかで社交的な生き方は、見ていて羨ましいなと感じたものです。私にゃ真似できないわ。
母方の祖父母の話もしましょう。まずは母方のおじいちゃんから。
母方のおじいちゃんは、昔々炭鉱マンをしていた人でした。危険の伴う肉体労働でしたが、学がなくてもいい給料をもらえる職業だったそうです。
幼いころに実の両親を亡くして別の家に引き取られたため、あまり教育にお金をかけてもらえなかったという悲しい背景がありました。
が、めげることなく自分にできる事を一生懸命やって生きてきたみたいです。大工仕事から屋根のペンキ塗りまで何でも自分でできる人でした。
炭鉱マン時代は同じような炭鉱仲間たちと団地に住んでいて、地域の運動会で応援団長やるような一面もあったそうです。
頭は悪いけど腕っぷしが強く、近所で酒癖の悪いおじさんが暴れたりした時は、必ず取り押さえ役として呼ばれてたという話をおばあちゃんから聞きました。
おばあちゃんとはお見合い結婚だったらしいですが、お嬢さん育ちのおばあちゃんとどういう経緯でくっついたのかは謎です。
でも、なんやかんや死ぬまで連れ添ってたので、色々あったけどわりと幸せな人生だったんじゃないかなあ。
最後は母方のおばあちゃんの話を。この人は自分の親を「お父様、お母様」って呼ぶような家で育った、お嬢さん育ちです。
うちの両親は離婚してて、私は母方の家で育てられたので、このおばあちゃんには滅法可愛がられました。元々子供好きな人なんですよね。
おばあちゃんの昔ばなしを聞くのがとにかくもう好きで、よくせがんではいろんな話を聞かせてもらいました。
おばあちゃんのお父様は、帝国製麻という亜麻会社の十勝の支店長みたいな仕事をしていたそうです。
家に下男・下女がいたって話をごく普通にしてました。すごいや。当時の人にしちゃ金持ちな家に生まれたのね。ガチで。
家に誰か来客があったときなんかも、「どうぞお上がりになって」ってナチュラルに言うような人でしたよ。
そういう人が何でまた低学歴土方仕事のおじいちゃんとくっついたのかは本当に謎です。本人いわく、「ダメなら出戻りゃいいか」くらいのノリで結婚したらしいですが。
低学歴な人と結婚したため、あまり裕福な暮らしはおくれなかったようです。おばあちゃんのお姉さんは清水建設のエリートと結婚したので、金持ちだったんですけどね。
ただお姉さんは東京に嫁いだので、戦時中は北海道から野菜などの食料を融通したみたいです。
その時の恩を感じていたのか、このお姉さんは我が家にいろんな珍しい都会の食べ物などを送ってくれていました。おかげで貧乏だったけど食生活は豊かだったわ。
おばあちゃんに聞いた昔ばなしは色々あってどれも面白いので、また何か別の機会に披露できたらいいなーと思ってます。
書けないかなーと思ってたけど、身近な人の話だとわりとスラスラ書けるもんだね。
あまり長くなるのもどうかと思うので、今回はこの辺にしときます。ではまた!