永山嘉月の創作ラボ

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「陰陽仙華」おまけ話

細々と書き続けてきたプチ連載小説「陰陽仙華」ですが、なんとか完結しました。

 

Wordの文字カウント機能で調べた所、全部で16000字程度になりました。

 

元々そんなに長い話にするつもりはなかったので、こんなもんかなあという感じです。

 

いやだってガチで書きながら設定とか考えて付け足してったから、複雑な長い話は書けないだろうと踏んでました。

 

そういうのやりたいなら、きちんと事前にプロット作ったり設定メモ作ったりやらないとね。

 

あくまでプチ連載小説なんで、私が気楽に書くことを重視しちゃいました。でないと続かないなと思ったし。

 

ここでは陰陽仙華本編で書ききれなかった、もしくは書き忘れたおまけの設定やら何やらをこっそりとネタバレしちゃいます。

 

といっても、書きたいことは大体本編で書けたのでちょっとした補足程度のもんですが。

 

式神の話

まずはいっぱい出てきた式神についての話からにしましょうか。正直たくさん出し過ぎて個性が描き切れなかった点も多いなと反省しきり。

 

狐火の炎月は序盤こそ出張ってましたが、敵のレベルが上がるにつれて地味な支援要員として影薄くなっちゃいました。

 

ほぼランタン代わり。攻撃力も実はそんな高くないんで、妖気探知や雑魚の掃討用ですね。

 

木精の桜鈴は、ヒロイン枠欲しいよなーってことで作りました。性能は防御寄りです。

話の途中で仲間になるキャラなので、なんか見せ場作ってあげたいと思って山の木精を動員。

 

攻撃力はあまりないけど桜鈴の能力が決定打となって、戦局が決まる。みたいな展開にうまく持っていけました。よかったよかった。

 

烏天狗の空哉は攻撃特化の主戦力です。名前は空也上人から取ってます。天狗はやっぱりいいよね!

 

年経た烏なので、落ち着きと風格のある感じのキャラになってます。一人称が小生なのもその辺表現したかったからです。

 

鏡夢は鏡の付喪神ですね。彼女の能力は戦闘補助タイプです。桜鈴を活躍させるため、最後の戦いには出してません。

 

非戦闘員の護衛が必要な時には、非常に重宝する能力持ちです。ただ敵と式神が殴り合ってればいいってもんじゃないですからねー。

 

朧は作中で書き忘れましたが、太刀の付喪神です。彼の持ってる太刀こそが本体なわけです。

 

昔腕の立つ武人が愛用していた太刀に、魂が宿ったものという設定なんですが出しそびれたな。

 

どんなキャラにしようか考えた時に、パッと浮かんだのが鬼滅の刃の時透くんだった。ので、性格付けとか雰囲気に影響出てると思う。

 

狸政はもうそのまんま狸です。人に化けるとおっさんの姿になる狸。攻撃力ほぼなし。炎月以下。完全に日常の使役用。

 

戦闘以外の場面でも、式神使ったっていいじゃない。陰陽師だもの。という側面を書きたくて作ったキャラです。

 

16000字しか書いてないのに式神出し過ぎィ!まあでも面白かったのでいいか。

 

主人公にまつわるおまけ話

一応の主人公、行実についても書いておきましょう。実は彼には弟がいます。っていうか、元々弟の方が先に考えたキャラなんだよね。

 

弟も陰陽師で、烏じゃない普通の天狗を使役してます。が、この天狗とイイ仲になっちゃって、ずっと一緒にいるために人間やめる算段をしてるらしい。

 

・・・まあ、なんだ。BLなのであえてここではガッツリ書かないぜ。そっちの話はゲームの二次創作だし。

 

行実は普通に家督を継いで子孫を残していく予定。子孫はツンデレ男子高校生でやっぱり天狗使い。って、どんどん脱線していくのでその話もやめときましょう。

 

今回のラスボスの話

針永姫さんについても書きますか。彼女の名前は(しんえいき)って読むんですけど、そういや作中ではルビ振らなかったな。

 

朧(おぼろ)にルビ振るんなら、こっち優先すりゃよかったんじゃないか?という気がしてきたわ。

 

意地悪ばあさんが嫁いびりに使ってた針が、針永姫さんの本体です。これは作中でも書いたけどね。

 

彼女が人間を虐めるのにこだわってたのは、元の持ち主の性格が影響してます。美にこだわってるのもそうです。

 

意地悪ばあさんも、若いころはまあ美人だったんですよ。でも性格悪いんで最後は息子にも見捨てられて孤独死したけどね。

 

魂が宿り始めの頃はあまり力もないので、山道に転がって通りがかる人の足を刺して苦痛を吸って力をつけてました。

 

んで少しずつ力を増やして、捨てられた針たちを眷属として操れるようになります。この眷属たちがマガツ針ね。

 

針がコンセプトのあやかしなので、毒を使ったり針治療的なアレで他のあやかしの力を引き出したりするわけです。

 

最後に

書きながらあれこれ考えて付け足してった話なので、説明不足の点やらツメの甘い所やら色々あるとは思いますが一応終わらせることができました。

 

せっかくなので後日細かい所の加筆・訂正なんかを済ませた後小説投稿サイトにアップしようかなーとか考えてます。

 

その時はまたこのブログでお知らせしますね。ではではー。