2020-07-02 一年十年千年五年 詩 後に戻れぬ 道の先永久(とわ)の眠りの その時も安けくあらん 願わくば今の辛さを 胸に抱き 星よ蛍よ 瞬いて光を落とせ 足元に微かであれど 慰めに時にしるべに 安らぎに 浮世の辛さ 抱え込み潰れる前に 天を見る澄んだ空にも えにしあり雲の中にも ゆかりあり 回る苦しみ 繰り返し出口なき日も 幾年かやがては忘れ 心無く腹で虚ろを 飼い慣らす