永山嘉月の創作ラボ

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プチ連載小説「陰陽仙華」その3

陰陽寮の仕事といえば卜占を行ったり暦の編纂をするなど、地味なものだと民草たちは思い込んでいる。

 

時に体を張って悪鬼悪霊の類と渡り合っている事については、あまり知られていない。

 

きっとそれは、知らないほうが幸せな事なのだろうとも、行実は思う。

 

知ってしまったならば、何の力も持たぬ者達は恐ろしくて外を歩くことができなくなるだろうから。

 

力持たぬ者達が安心して暮らせるように、陰陽師は密やかに戦うのだ。